火傷にはちょっと油がはねたものから、重傷な火傷までさまざまあります。近年ではホットカーペットやカイロなどで低温火傷をする事例も増えてきています。火傷の跡が残らないようにするには、冷やすことが基本です。その際、服を着ていたらその上から冷やすようにしましょう。
服を無理やり脱がしてしまうと皮膚まではがしてしまうことがあります。皮膚がはがれてしまうと傷ついた部分がむき出しになりさらに悪化してしまうことがあります。冷水の場合はゆっくりと、あまり激しくない水流で30分ほどかけてあてると良いでしょう。皮膚が落ち着くだけでなく、痛みも緩和されます。
なお、さほどひどくない場合、跡が残るか残らないかは、6時間が勝負です。水疱ができてしまった場合はつぶさないように、ガーゼで保護します。その際、ワセリンを塗ると肌が潤ってきます。また、火傷をすると皮膚は刺激を受けやすくなるので、紫外線にも気を付ける必要があります。
跡が残らないようにするためにもガーゼで保護した後は長袖や紫外線を防ぐ働きのある衣服を着るようにします。体の内側から良くするにはビタミンCを摂取します。ビタミンCは皮膚を再生する他、抗酸化作用が強いので肌の老化を防ぎ、シミやそばかすの予防にもなります。コラーゲンの生成を活発化したり、弾力を持たせたりといった働きをするビタミンですので、しっかりとるようにしましょう。
もし治りが悪いようであれば、皮膚科を受診し、程度に合わせた薬を処方してもらいます。