企業には2015年12月からストレスチェックをする義務が発生することになりました。従業員が50人以上いる企業が対象になっていますので、健康診断を受けるときなどに一緒にストレスチェックを受けることになるでしょう。ただしこの制度、従業員には義務化されていません。健康診断は法令化していることから受ける必要がありますが、必ずしも受けなければいけないといった制度ではないことを知っておきましょう。

ストレスチェックの制度は従業員に義務化されていないことから、受けたくない人はそのままで良いことになってしまいます。受けるメリットとしては、なかなか自分で把握することができないストレスというものを数値化することができますので、可視して判断することができます。いろんな体に不調を与えるきっかけになるのがストレスになりますので、それが可視化されるというのは大きなメリットになります。従業員に受ける義務はありませんが、なるたけ健康診断を同じように受けることを推奨します。

とても良いチャンスになりますので、従業員の方はチェックシートなどを渡された場合は、受けるようにしましょう。なかなか自分では自覚することができないのもストレスです。その存在を知ることによって、解消法にも関心を持つことにより、結果メンタルヘルスへの対策を講じるきっかけにもなるでしょう。従業員側にこそ、大きなメリットがあることを忘れないようにしてください。