火傷の治療法にはなにがあるか

火傷は皮膚が傷付いた状態をいいますが、皮膚のどの部分が傷付いたか、どのくらい深いのかによって段階があります。まず、1度熱傷と呼ばれるものは表皮のみが傷付いた場合です。赤くなりますが、さほど痛くなく、冷やすことによって数日でよくなります。火傷の跡も残りません。

医療機関への受診も必要がないことが多いです。2度熱傷には皮膚の中間層にまで達している状態で、水ぶくれができます。2度熱傷には浅い部分でとどまっている浅達性と、深い部分に達している深達性があります。どの場合も流水で15分程度冷やすことが大切で、水泡のみの場合は浅いことが多いため、水疱をつぶさないように保護をする治療が行われます。

びらん状になっている場合はステロイド外用剤や被覆材を使用します。2度の段階の火傷の場合、浅い場合は跡が残りませんが、深いと跡が残ってしまいます。3度熱傷は表皮や真皮はもちろんのこと脂肪層にまで傷ついている状態になります。皮膚だけでなく神経や汗腺なども壊されるので命にかかわることもあります。

皮膚移植などの治療が必要となります。火傷が起きたときはまず冷たい流水で十分に冷やす治療が大切です。冷やすことにより清潔を保つだけでなく痛みも和らぐためです。火傷の原因がカイロや電気毛布の場合、表面上は赤いだけのことが多いですが、実際には深い部分まで進んでしまっていることがあります。

どうして熱傷が起きたのか考え、自己判断で治療を行わないようにします。

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