火傷の治療法は熱傷度により変化する

治療方法は火傷の状態によって変わってきます。1度の熱傷で赤くなった程度であれば水で冷やしておけば後も残らず治癒します。それ以上の2度の熱傷になると水ぶくれができることがあります。2度の熱傷の浅い程度であれば、十分冷やすことでセルフケアが可能です。

水膨れは決して破かずにガーゼで覆っておきます。冷やす時間は10分から30分ほどを目安にし、痛みがなくなるまで冷やします。このとき指輪などのアクセサリーをしていると、あとからはずすのが困難になるのでできるだけ早くはずします。もし水ぶくれが破けてしまった場合は医療機関での治療が必要になります。

2度の深い熱傷は自宅での治療は無理なので、なんの薬もつけずに急いで医療機関を受診しましょう。医療機関では、外用ステロイド剤や抗生剤の軟膏、痛み止めなどで治療をします。それ以上の3度の火傷になると救急病院での治療が必要になります。衣服は無理にはがさず、大きな火傷なら清潔なシーツかタオルで患部を覆って水をかけ冷やします。

そしてとにかく救急救命センターのある病院へ急ぎます。3度以上の重症の火傷は命にかかわることがあります。体液が大量に体から失われるために、ショック状態に陥ることがあるため静脈ルートの確保をし急いで点滴をします。呼吸不全の状態があれば人工呼吸器をつけます。

皮膚が壊死ししてしまった場合、皮膚移植をすることがあります。現在で人工皮膚や培養皮膚などの医療技術も進歩しているので、火傷の救命率は向上しています。

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